ドキュメンタリー映画際 閉会式

早いもので、7日にわたって開催された映画祭も今日で終わり。今回は初めて実行委員として参加させてもらい、微力ながらも映画祭の準備に協力してきた。事務局の方々やその他映画祭に関わる沢山の人々の頑張りを目の当たりにしてきた身としては、何とも感慨深い。
10日と12日に上映された『白塔』では、会場係として手話通訳も行ったが、この閉会式では壇上に立っての手話通訳。今回はベテラン手話通訳者のAさんが相方。手話通訳を休憩なしで長い時間続けると、頸肩腕(けいけいわん)と呼ばれる手話通訳者に起こる職業病を引き起こす恐れがあるので、通常15分〜20分交代で通訳が行われる。閉会式は約1時間あるので、Aさんとの2人体制で行われた。いや〜、今までで1番の大舞台で、非常に緊張しますた。緊張もさることながら困ったことは、表彰式で大きな賞を取った監督さんの涙を見てもらい泣きしそうになったこと。今回の通訳は声を出す必要がないし、あまり注目されない存在なのでよかったけど、受賞された監督の苦労や喜びに勝手に思いを馳せてしまい、マジ泣きしそうですた。年々涙もろくなって来てるなぁとまたもや実感。
空き時間にベテランAさんから、手話通訳をする立場として気をつけなければならないことや、勉強が必要なこと、通訳者としての心構えなど、様々なことを教えていただいた。何事もそうだろうが、その道を極めるには奥が深い。手話に対して、今後自分がどのように関わっていきたいのか、色々と考えさせられますた。手厳しい御指摘をありがとう、Aさん。
映画祭を通じて得た新しい出会いや発見を、今後の生活にどう活かそうかしらん。兎にも角にも、準備から今日まで映画祭に関わった全ての皆さま、お疲れ様でした!