カウントダウン

NAMELESS WORLD(初回限定盤)(DVD付)

入院中の母方の祖母が、とてもとても危ない状態だ。一昨日の検査結果では、右の肺が肺炎をおこしているとのこと。先週土曜日に高熱を出したのは、そのせいかも知れない。

昨日、「意識のあるうちに」と、施設に入所中の祖父を介護タクシーを使って面会させた。現地について母も私もびっくり。祖母はナースステーション目の前の個室に移されていた。リアルに「死」の文字がちらつく。覚悟はしていたものの、やっぱりつらい。祖父も、あまりの衰弱ぶりにショックを受けていたようだ。でも、昨日の段階で祖父を連れて行って本当に良かった。なぜなら今日にはもう、意識がほとんどなかったから。

面会時間いっぱいまでいた病院を後にし、兄と母と遅い夕食へ。こちらの現状なんかお構いなしと言わんばかりにまわっている世の中。昔の私は、そのギャップに耐えられなかった。しかし今は、その圧倒的な日常こそが中和剤として機能している気がする。どんなにつらくても、どんなに悩んでいても、まわっていく日常。その日常の中で、いかにバランスを崩さず均衡を保つかが大切なのだ。

最期を前にして、最後の戦いをしている祖母を前に、疲れたなんて言ってられない。