アウェイ湘南戦

行ってきました。
相方とD氏&H嬢と4人で初めてのバスツアーに参加。9時過ぎに山形を出発、平塚に着いたのは16時前だったかしら。早速スタジアム内へ。荷物を置いて、お目当ての「ありがとうHIDE!中田英寿記念展示会」を見に行く。

    
過去に着たユニフォームの数々。


彼が選手として最後に着た日本代表のユニフォーム。何とも感慨深い。ワールドカップでこれを着たわけじゃないけど。


ベルマーレ在籍時の写真がいっぱい。初々しいHIDE。


ベルマーレのフラッグに寄せ書き出来るコーナも。寄せ書き中のD氏(右)。私と相方も書いてきました。「ありがとうヒデ!」と。
エックスジャパンは永遠に不滅です。



スタジアムに戻った後、友人H.F氏におごってもらったビールを片手にしばし談笑。そして記念撮影。選手がアップしに来たので、おしゃべりを止めて大声でコールを。ふと下の座席を見ると、おぼつかないながらも必死で応援している少年軍団が。どう見ても地元の子たち。気になったのでH嬢と話しかけに行く。
私「地元の子なの?」
少年たち「はい、二宮から来ました!」
私「何で湘南側じゃなくて山形側にいるの?」
少年たち「応援の手伝いに来たんです。先生もいますよ!」
私「先生、山形にゆかりがあるんですか?」
先生「べ、別に(笑)。」
私「まぁいいや。とにかく応援よろしくね!」(数人の少年と握手)


考えてみると、何の団体か聞くの忘れてる…orz
この日のボールボーイが二宮の子だったので、それと関係あるのかしら。



久々のビッグフラッグの感触。ちょうど中間あたりに位置していたためか、ビッグフラッグの中は無風。超暑い。この景色、外から見たかったな。


前半は0−0で終了。木村マコのシュート、惜しかった。


ハーフタイム。先述の少年たちの姿に感動した私とH嬢は、彼らの頑張りをたたえに行く。私たちもかなりの声出しサポだと思うけど、彼らの「間違ってもいいから大声で応援する」というひたむきな姿に胸を打たれました。一生懸命ってかっこいいね。

記念の一枚。実際にはこの倍以上の少年たちが。「今日のこと、覚えておいて欲しいな。」もう2度と会うことのないであろう少年たちを見て思う。そして「山形」という文字を目にするたび、熱く応援した今日のこの瞬間を思い出してくれたら最高である。「後半もこの調子で応援頼むよ!」と声をかける。


怪我をした木藤選手の代わりに太田選手を投入して始まった後半。しかもその後すぐに永井選手まで怪我でピッチを後に。この時間帯でカードを2枚切らなければならないなんて。そして絶体絶命とも思われた後半17分のPK。割れんばかりの「シミケン」コール。我々サポーターの想いが届いたのか、清水選手がスーパーセーブ!前節のレアンのゴールといい、今回のPKセーブといい、どうしてこうも私を号泣させるのか!


後半27分に失点、必死で応援したものの、結果は0−1で敗戦。財前選手がペナルティーエリアで倒された時のノーファウル、そして湘南GKの遅延行為ともとれる姿、色々フラストレーションのたまる試合でした。ぜひとも4連勝を!という意気込みで応援したけど、永いリーグ戦、こういうこともあるさ。


最後に、試合中思ったことをひとつ。
湘南に先制され、劣勢に立たされたモンテ。はるばる湘南まで来て、負け試合は見たくない!という想いで、私たちは声が枯れるほど応援していた。するととあるサポの人が言った言葉が耳に刺さった。

「もっと声出せよおめーら!!」

こうしてアウェイ戦にも足を運ぶ方なのだから、モンテを愛して止まないのだろう。負けている時こそサポが選手を鼓舞してやろうと必死なのだろう。「みんなにもっと声を出して欲しい」という想いは分かる。その姿は美しい。脱帽です。だけど、その言い方はないんじゃないかな。「サポを先導する」ということと「サポの上に君臨する」ということを履き違えているのでは?悪しき命令形。対して、私を奮起させたのはこの言葉。

「もっと声出して行こうぜ!」

これは、「俺も頑張ってるから、みんなも頼むよ!」というニュアンス。命令形の彼の隣りにいたサポが言った言葉である。何度も書いている通り、私はいつも精一杯声を出し、体力の続く限りジャンプしている。あんまり体力ないけど。それでもなお、もっと声出さなきゃ!と思わせられる言葉である。言葉としてはちょっとした違いなのにね。よく観察してみると、命令形の彼は、声を出さないサポに対して腹を立てている風。ご立腹なのは十分承知しましたから、そんなあなたこそ声を出してください。


それに付随して憤慨ネタを思い出した。ホームでの出来事。試合中、D氏とH嬢と言葉を交わした。内容は忘れたけど、とても面白かったので「あははは」と笑った。すると後ろのサポから「笑ってる暇ないよ!」と言われた。確かにその試合、モンテは劣勢だったかも知れない。でも我々は、その会話をした十数秒以外はいつものように声を張り上げ、応援していたのだ。その頑張りを持ってしても、ちょっとした談笑すら許されないのか。そう思ったら悲しくなった。そう頻繁に会えない仲間だし、応援の合間に言葉を交わすことも試合観戦を楽しいものにする要素だったのに。「笑ってる暇ないよ!」という言葉そのものよりも、「なぜあなたからその言葉を投げつけられなければならないのか」というところが引っかかった。これは湘南での出来事と共通している。


そして丑三つ前、山形に到着。家までの道のりで、このバスツアーを通して感じたことを4人で話す。湘南に行ってきた実感がないと話すD氏。時間の都合上、あの少年たちにお別れの挨拶をせずに帰ってきてしまったことを悔やむ私とH嬢。D氏がいるとモンテが勝てないという説を述べる相方。激しく同意する私。必死で否定するD氏。長時間バスに揺られていたせいか、尋常じゃない疲労感。でも、こうして同じ時間を愛すべき仲間たちと過ごせたことが何よりも嬉しい。前日にもH嬢から嬉しい知らせを聞いたしね。これからも4人で行動することが増えそう。まずは30日、どうぞよろしく。D氏、早くBBQセット(含む・高級食材)を購入してください。